麻紐で作るトートバッグの作り方

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ナチュラルで大人っぽい麻のバッグが、実は麻紐を使ってハンドメイドできることを知っていますか？この記事では、かぎ針編みを使った、麻紐のA4サイズトートバッグの作り方を紹介します。基本の編み方も解説するので、編み物初心者の方もぜひ読んでみてください。

まずは基本の編み方を紹介

麻紐バッグの作り方を紹介する前に、まずは基本のかぎ針編みの編み方をチェックしましょう。今回は編み始めの「作り目」の作り方と、「鎖編み」「細編み（こまあみ）」の方法を紹介します。

鎖編みの「作り目」の作り方

作り目とは、編み始めるにあたって必要な目です。作り目を編むにはいくつかの方法がありますが、ここでは鎖編みの作り目の作り方を紹介します。作り目は1目に数えないので注意しましょう。

1. 糸端を10cmほど残して人差し指にかけ、親指と中指でつまみます。
2. かぎ針を麻紐の裏側にあて、かぎ針を手前へ一回転させ、かぎ針に糸を巻きつけます。
3. 麻紐がクロスした部分を指で押さえ、針先に麻紐をかけます。
4. 輪の中から麻紐を引き出します。
5. 麻紐を引っ張り、輪を引き締めます。（完成）

「鎖編み」の方法

「鎖編み」は、鎖状になる編み方です。編み始めの最初の1段目や、「立ち上がり」と呼ばれる新しい段の始めの1目でよく使用されます。立ち上がりも1目に数えません。また鎖編みには表と裏があり、ボコボコと山ができる方が裏です。

1. かぎ針に麻紐をかけます。
2. 麻紐がクロスした部分を指で押さえ、針先に麻紐をかけます。
3. 輪の中から麻紐を引き出します。（1目完成）

「細編み」の方法

「細編み」は、編み目がぎゅっと締まった編み方。密度がしっかりしているので、バッグを編むのに最適です。

1. 鎖の裏にある裏山に針を入れ、針先に麻紐をかけます。
2. 針に2本の麻紐が巻かれた状態になるので、両方の輪から麻紐を引き出しましょう。（1目完成）

トートバッグの作り方

基本の編み方がわかったら、早速トートバッグの作り方を紹介します。今回紹介するのは、A4サイズのノートやノートPCが入るサイズで、底が長方形の横長トートバッグです。

準備するもの

• 麻紐：適量
• かぎ針：7号
• はさみ

①底部分から編み始める

1. 作り目を作り、鎖編みを30目編みます。
2. 裏返し、立ち上がりに鎖編みを1目編みます。
3. 続けて細編みを30目編み、立ち上がりに鎖編みを1目・細編みを30目を繰り返して10段編めたら底部分は完成です。

②側面を編む

1. 続いて、底部分の周囲を一周細編みします。この時、縫い始めの麻紐の輪っかを一緒に編んで糸処理をしておきましょう。
2. 側面1段目の最後は引き抜き編みをしたら、続けて2段目の初めに立ち上がりに鎖編みを1目編みます。
3. 一周細編み、最後に引き抜き編み、立ち上がりに鎖編みを1目を繰り返し、29段編みましょう。これで側面も完成です。

③取っ手部分を編む

1. できた袋状のものを整えて両端を決めたら、クリップやピンで印をつけておきます。
2. 端から15目分細編みをしたら、20目鎖編みをして取っ手部分を作ります。
3. 反対の端から15目の位置まで飛ばしてかぎ針を通し、細編みで取っ手部分をくっつけましょう。
4. 取っ手をくっつけた細編みを1目として、30目編みます。（裏側の端から15目まで）
5. 反対側と同じく、20目鎖編みをして取っ手部分を作り、端から15目の位置まで飛ばして細編みで取っ手部分をくっつけてください。これで両方の取っ手がつきました。
6. 続けて引き抜き編み、立ち上がりに鎖編みを1目編み、取っ手の上部を通るように一周細編みを3段編みましょう。
7. 最後に1週分引き抜き編みをすると縁を補強できます。

④糸処理をする

最後に、縫い終わりの麻紐を綺麗に処理しましょう。麻紐を少し余裕を持たせてカットし、縫い終わりの輪と一緒に裏側の麻紐に通します。縦にも麻紐を通し、根元でカットして完成です。

麻紐バッグ作りにチャレンジしよう

麻紐で作るトートバッグの作り方を簡単に紹介しました。涼しげで大人っぽい麻紐バッグは、とくに夏に大活躍しそうです。一度編み方を覚えたら、麻紐を使って小物入れやコースター、玄関マットなど、いろいろなものが作れます。また当店では完成品の麻紐バッグを販売していますので、作るのは大変そうだけど欲しい！という方はぜひチェックしてみてください。