麻紐を使って小物やインテリアを制作している人の中には、求めている太さの麻紐の中に好きなカラーがなくて困っているという方も多いのではないでしょうか。実は、麻紐は自分で簡単に好きな色に染めることが可能です。カラフルな麻ひもを使って、さらに作品づくりの幅を広げましょう。

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アクリル絵の具を使った麻ひもの染め方

まずは、アクリル絵の具を使った麻紐の染め方をご紹介します。アクリル絵の具で染めると、鮮やかな色が出やすい反面、麻紐がより硬くなってしまうというデメリットもあります。編み物に使用するときには、使いづらくなるため注意が必要です。

用意するもの

麻紐、好きな色のアクリル絵の具、ゼリーやプリンのカップ、割り箸、新聞紙、キッチンペーパーを用意しましょう。もし、ピンチハンガーが自宅にあれば、用意しておくとよいでしょう。

麻紐の染め方

まずは、染めたい麻紐を一度指に巻き取ったあと、あらめにほぐします。次に、ゼリーやプリンのカップにアクリル絵の具と水を入れてよく混ぜます。麻紐を絵の具に入れ、割り箸を使って満遍なく染色してください。しっかりと染まったら、新聞紙の上に麻紐を広げ、キッチンペーパーで水分を取り除きましょう。乾燥させるときには、ピンチハンガーを使用することでより素早く乾かすことができます。

ワンポイントアドバイス

アクリル絵の具と水の配合は、好みの濃さでも構いません。しかし、水を入れすぎると、色が薄くなってしまうだけでなく、乾くまでにより時間がかかってしまうため注意が必要です。

玉ねぎの皮を使った麻紐の染め方

よりナチュラルな色味に染めたいという方におすすめしたいのが、玉ねぎの皮を使って染める方法です。草木染めならではの優しい風合いが魅力となっています。

用意するもの

麻紐、玉ねぎの皮、焼きミョウバン、鍋、はかり、ザル、ボウル、菜箸を用意してください。玉ねぎの皮の量についてですが、麻紐10gあたり玉ねぎの皮10g〜20gが目安です。より濃い色に染めたいという場合には、多めに用意しておくとよいでしょう。

麻紐の染め方

まず麻紐を水洗いして、水を含ませたのち、軽く絞ってください。次に、鍋に玉ねぎの皮を入れ、しっかりと皮が水に浸かるくらいまで水を入れたら、火をつけます。水が沸騰したら、弱火で20分ほど煮詰め、玉ねぎの皮をザルで取り除いたら染液の完成です。

次に、菜箸を使って麻紐を染液に入れ、もう一度火をつけます。沸騰後15分くらいそのまま火にかけた後、火を止めて染液が冷めるまでそのまま冷ましてください。鍋を冷ましている間に、大きめのボールにぬるま湯2Lを入れ、焼きミョウバンを溶かしておきましょう。

次に、麻紐を鍋から焼きミョウバンを溶かしたぬるま湯の中に入れ、ゆっくりとかき混ぜながら20分さらに待ちます。その後、もう一度麻紐を鍋の染液に戻して火をかけ、沸騰したら火をとめて放置しましょう。最後に、麻紐を取り出し、しっかりと流水ですすいで陰干しにしたら完成です。

ワンポイントアドバイス

染液を作る際に玉ねぎを煮出した後、お湯が熱いうちに玉ねぎの皮を取り出すようにしてください。そのままお湯が冷めてしまうと、煮出してお湯に溶け込んだ色素が、玉ねぎの皮へ戻ってしまいます。玉ねぎの皮以外にも、ターメリックやびわの葉、マリーゴールドを使用することで、違った風合いの草木染めを楽しむことができます。身近な植物を使って草木染めを楽しんでみましょう。

まとめ

今回は、麻紐の染め方について、アクリル絵の具を使う方法と、草木染めを使う方法の2種類をご紹介しました。より鮮やかな色を出したいときにはアクリル絵の具を、よりナチュラルで自然な風合いを楽しみたいときには草木染めを選ぶのがおすすめです。麻紐を自分の好きな色に染めて、さらに作品づくりを楽しみましょう。