麻紐を着火剤の代わりにしよう

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キャンプやバーベキューで火をつけるとき、わざわざ着火剤を購入していませんか？実は着火剤は、身近なアイテムである「麻紐」で代用が可能です。そこでこの記事では、麻紐を着火剤の代わりにする方法を紹介します。また、火起こしのコツや焚き火の注意点も簡単に紹介するので、焚き火初心者の方もぜひ参考にしてください！

麻紐は着火剤代わりにぴったり

麻紐は燃えやすく、ほぐして火をつけると大きく燃え上がってくれます。着火剤や火口（ティンダー）の代わりとして優秀なのです。また、麻紐のよい点は、物を縛ったりぶら下げたりできるところ。着火剤以外の役割でもキャンプや焚き火で役立つところ。その他の場面でも、手芸やDIY、ラッピングなどさまざまな用途で使える麻紐は、家庭にひとつあると便利です！加えて、自然素材の麻紐を使うことは、石油などを使用している着火剤と比べて環境に優しいと言えるでしょう。

麻紐を着火剤代わりに火を起こす方法

それでは早速、麻紐を使って火を起こす方法を紹介します。

用意するもの

• 麻紐
• ファイヤースターター（ライター・チャッカマンでも可）
• ナイフ
• 薪
• 焚き火台

麻紐の下準備

まずは麻紐をほぐして下準備をします。20cmの長さの麻紐を2〜3本用意し、木の板などの上に並べて置きます。片端を手で押さえ、こそぐようにナイフを滑らせてください。ふわふわと繊維がほぐれた麻紐が、手のひらサイズ程度の量できたら完成です。ナイフの刃が傷みやすい方法なので、料理用や高価なナイフは避けることをおすすめします。使用できるナイフがなければ、手で麻紐をほぐすことも可能です。

焚き火の準備

麻紐の着火剤が完成したら、焚き火の準備を進めていきましょう。まず焚き火台に麻紐の着火剤を置き、その上に細い薪を置いていきます。空気が通るように隙間を作るのがコツです。細い薪がなければ、細い薪を作ったり乾燥した杉の葉、小枝などで代用したりしてください。

火をつける

隙間から麻紐の着火剤が見えている状態で、火をつけていきます。火打ち石のような道具「ファイヤースターター」やライターなどで麻紐に着火させましょう。難しい場合は、「燃え移るもののない安定した地面に長めの薪を置き、その片端に麻紐の着火剤を置いて火をつけ、反対側を持って焚き火台に火を移す」という方法もあります。焚き火台の火が安定してきたら、大きめの薪をくべていきます。この時も、空気が通るように隙間を作っておくことが重要です。

火起こしのコツ

続いて、うまく火起こしするためのコツを紹介します。なかなか火がつかないときや、火が消えてしまうときなどに試してみてください。

いきなり大きな火をつけようとしない

焚き火の最も基本的なコツは、小さな火をどんどん大きくしていくこと。いきなり大きな火をつけようとしていじりすぎたり、どんどん大きな薪をくべすぎたりすると、火がなかなか安定しません。時々、火吹き棒で空気を送るなどしつつ、焦らず少しずつ大きく育てていきましょう。

乾いた麻紐・薪を使う

水分や湿気は焚き火の大敵。湿気った麻紐や薪では、火がなかなかつきません。できるだけ乾いた麻紐と薪を準備して使用しましょう。湿気った薪しかない場合は、割って乾いた面から火にくべる、または焚き火台の近くで乾かしてください。

焚き火の注意点

最後に、焚き火初心者が失敗しがちな焚き火の注意点を紹介します。最近キャンプにハマり始めた方や、挑戦したいと思っている方はぜひチェックしてください。

キャンプ場のルールを守る

キャンプ場はどこも同じではなく、キャンプ場によってルールが全く異なります。焚き火のルールにおいてもさまざまなルールがあり、近年は直火禁止のキャンプ場が増えています。また、なかには焚き火NGのキャンプ場も。あらかじめ調べておいて、ルールを破ってしまわないようにしましょう。

火に弱いものを周囲に置かない

周囲にプラスチック製や木製の燃えやすい素材のものを置いていると、火が燃え移ってしまうことがあります。特に見落としやすいのがタープです。焚き火はタープの中でしないのが基本。また、化学繊維の服も燃えやすく、火の粉が飛ぶと穴が開いてしまいます。そのため焚き火をするときは、火の粉で穴が開きにくい難燃性生地や綿100％の服がおすすめです。

キャンプやBBQで麻紐を着火剤代わりに使ってみよう

麻紐を着火剤代わりに火を起こす方法を紹介しました。麻紐なら他の用途でも使えて、環境にも優しいので、今後は麻紐をチョイスしてみてはいかがでしょうか？わざわざジェルなどの着火剤を購入する必要はもうありません。麻紐の着火剤がどれくらい燃えやすいのか、ぜひ一度試してみてください。