麻紐の耐久性やその他の特徴について

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ＳＤＧｓ活動が世界中に広まり、飲食店のストローが紙製になるなど、それまで使用していたプラスティック素材に変わり自然素材を利用する動きがここ数年で活発化してきました。この動きに沿うように、荷造りや家庭菜園などで頻繁に使われていたビニールひもに変わって、自然素材の麻紐が使われるようになってきています。麻紐は通気性や吸収性が良く、使用後はそのまま土に返すこともできるエコ素材であり、熱にも強いのが特徴です。ただビニールひもと比較した時にどれほどの耐久性なのかについて、麻紐の利用を検討しているユーザーは気になっているようです。このような方々に向けて、今回は麻紐の耐久性やその他の特徴について、お話していきたいと思います！

麻とは

「麻」は植物繊維の総称であり、品種は20種類ほどあります。代表的なものですと「ヘンプ」「ラミー」「リネン」「ジュート」などが有名です。日本で現在、麻製品として表示できるのは「ラミー」と「リネン」の2種類になります。ちなみに日本で販売されている麻ひもは「ジュート」を原料にしたものが多いです。江戸時代初期に綿が普及する以前、日本において衣料品や綱、袋の主原料はほぼ麻でした。現代においても私達の生活用品に幅広く利用できるエコ素材として、その価値が見直され始めています。

麻紐の耐久性は？

荷物を縛ったり、収穫した野菜を縛ったりと、幅広く利用されている麻紐ですが、同じように使われているビニールひもと比較しても、耐久性はさほど差がないといわれています。麻紐の繊維力は強力で、その強度はビニールひもにもひけをとりません。むしろ表面がツルツルとしたビニールひもよりも摩擦力があり、荷物をまとめて縛る際にはビニールひもよりもキッチリ縛ることが可能です。元は植物なので1年、2年と時が経過すればさすがに耐久性も落ちるでしょうが、室内で利用する、または1シーズン持てばよい、といったような環境で使用するのであれば、麻紐はビニールひも以上の働きをしてくれるでしょう。

麻紐のその他の特徴について

麻紐の特徴は耐久性以外にも色々あります。どういった特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。

吸水性や通気性の良さ

自然素材100%で作られた麻紐は、ビニールひもに比べて通気性や吸水性が遥かに優れています。植物を支柱にくくりつける際も、水や風を全く通さないビニールひもよりも、吸水性や通気性に優れた麻紐を利用したほうが植物にも優しいです。

価格が比較的安価

麻紐の原料である麻は他の樹木の4倍のスピードで生育し、大量に生産することが可能な植物として有名です。なので、麻紐は市場で比較的安価で販売されてます。

エコな素材

麻紐の最大の特徴としては、麻紐は100%自然素材でできており、地球にやさしい製品であるという点です。畑で利用した際、ひもが切れてしまい、土に落ちてしまった場合も、自然素材の麻紐は土に帰るだけなので、畑の土を汚してしまったりすることもありません。

地球にやさしい麻紐を積極的に利用しよう

麻紐の原料である麻は、二酸化炭素を多く吸収し、土壌改良にも一役買ってくれる優秀な植物です。地球にやさしい麻紐を積極的に利用することは、ＳＤＧｓ活動に貢献することにもなり、私たちが住む自然を保全することにもつながります。針金ほどの強度はなくても、麻紐の耐久性は自然素材のひもの中でも特に優れており、荷造りやラッピング、植物栽培などには特におすすめです。バックやアクセサリー作りの材料にもよし、幅広く使える麻紐をぜひ有効に利用してください！