ベランダ菜園や畑で育てている植物の支柱に、麻紐を使うことで、さまざまなメリットが得られるのを知っていますか？この記事では、ベランダ菜園の支柱に麻紐を使うメリットと、麻紐の便利な使い方をご紹介します。ベランダ菜園を質の高いものにしたいとお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読むための時間：3分

ベランダ菜園の支柱に、麻紐を使うメリットは

支柱を固定するときや、支柱と植物を結びつける際、他のひもではなく麻紐がいいとされているのは不思議ですよね。ここでは、ベランダ菜園の支柱に、麻紐を使うメリットをご紹介します。

縛りやすくほどきやすい

麻紐は、表面がザラザラとして摩擦力が高いため、滑りやすい支柱に結び付けてもずれてしまうことがありません。自然とほどけることが少ない反面、繊維が固くしっかりしているため、結び方によっては力を入れて引っ張ることで、簡単にほどくことが可能です。結び方に失敗した場合も、何度でも直すことができます。

勝手にほどけることがない

ビニールひもを使用すると、ツルツルと滑り落ちてしまうだけではなく、すぐに緩んで外れてしまったり、強風に耐えられなかったりと、耐久性に問題があります。その点麻紐を使えば、その摩擦力の高さや頑丈さから、強い風が吹いたりしても勝手に解けてしまうことはほとんどありません。

地球環境に優しい

麻紐は、その100％が自然由来の素材でできており、地球環境にとって非常に優しい製品であるといえます。屋外で使用して万が一落ちてしまったり、飛んで行ってしまったりした場合でも、自然分解されて土に還るので、環境を汚してしまう心配がありません。

麻を育てる過程においても、二酸化炭素を多く吸収し、土壌の質をより良いものにしてくれるというメリットがあります。麻紐を進んで利用することは、SDGs活動に貢献することになるでしょう。

【ベランダ菜園】麻紐の便利な使い方をご紹介

ここでは、ベランダ菜園で、麻紐を活用する方法をご紹介します。

誘因に使う

家庭菜園で、植物を誘引するためのアイテムは、クリップタイプのものからひも状のものまで実にさまざまなタイプがあります。その中で麻紐は、あまり劣化することがなく、長い期間頑丈に結び付け固定しておくことができるので、誘因に使うのにぴったりだと言われています。さらに植物と支柱をゆるく結んでおけば、茎を傷つける心配もありません。ビニールひもを使って、花や野菜の誘因を行うと、数日後にほどけてしまっていることがほとんどです。

複数の支柱の先を麻紐でまとめる

支柱同士をしっかりと固定し、安定性を高めるために、複数の支柱の先を麻紐でまとめることがあります。麻はとても頑丈な素材で、ほどけにくいという性質を持っているので、結束バンドなどの代わりに、支柱同士をまとめることも可能です。

ウィグアム作りに挑戦してみる

ベランダやお庭をもっとおしゃれにしたいという方は、麻紐を使ってウィグアム作りに挑戦してみましょう。ウィグアムとは、アメリカの部族が住居とした、ドーム型の伝統的な住居のことです。そのウィグアムを模して麻紐や木の枝を組み上げ、園芸用支柱として活用します。すべて自然素材で作っているので、一気にワイルドな雰囲気が高まりますよ。

まとめ

いかがでしたか。ベランダ菜園の支柱に麻紐を使うメリットと、麻紐の便利な使い方をご紹介しました。麻紐はその性質から、家庭菜園で植物を育てる際に大変便利な素材だということがお分かりいただけたでしょうか。土に埋めても自然に分解できるので、地球環境保全の観点からも重宝したい素材です。カラーもさまざまなものがあり、ベランダ菜園をおしゃれに演出してくれること間違いなしなので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。