ハンドメイド起業が気になっている主婦の方の中には、家で子どもを見ながらスキマ時間で稼げるのならパートに行くよりいいかもしれないとは思いつつ、「実際上手くいくか不安。失敗したくない」と思って一歩踏み出せない方も多くいるのではないでしょうか。そこで、この記事では、ハンドメイドで起業を考えている主婦の方へ向けて、起業をする前に知りたい過去の失敗事例と主婦が成功するためのヒントを紹介します。

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主婦がハンドメイド起業でつまずくポイント

誰でも気軽に起業ができるようになった反面、つまずいてしまう方も多くいるのが現実です。そこで、ここでは主婦に多い失敗事例を3パターン紹介します。ぜひ起業準備の参考にしてみてください。

売れるものより作りたいものを優先してしまう

ハンドメイド起業では、売れ筋商品やお客様が何を欲しているのか？をリサーチすることが重要になってきます。お客様のニーズを把握しないまま自分の作りたいものを作ってしまうと、多くの場合失敗で終わってしまうということが多いのです。

なにより、せっかく時間をかけて頑張って作ったのに売れなかったらがっかりしてモチベーションが下がってしまいますよね。自分の作りたいものは趣味の時間にやると割り切って、売れるものをしっかりと分析してから取り組みましょう。

開業資金にお金を使いすぎてしまう

安定した収入を得る前に「準備段階でお金を使いすぎてしまう」というのも失敗のもと。例えば、資格講座・材料費・テナント料にお金をかけすぎてしまうパターンです。他にも最初に張り切って大量に仕入れをしたけど思ったより売れずに在庫を抱えてしまうなんてことも。最初は利益が安定しないことのほうがほとんどなので、開業資金はなるべく抑えて長期的な目線で計画することが大切です。

受注しすぎて制作が追いつかなくなってしまう

ハンドメイドは一人では制作する量に限りがあります。しかし、売れているからと無理をして受注しすぎてしまい、結果キャパオーバーになってしまうことがよくあります。このことから、最初のうちは大量生産するようなものはおすすめできません。

販売数は欲張らず無理のない数を設定し、発送までの期間は長めに設定するといいでしょう。焦って無理をして体を壊しては元も子もありませんので、売る前に自分の限界範囲を把握しておくことも大切です。

ハンドメイド起業で成功するポイント

失敗事例を見てきましたが、次はこれをふまえて主婦がハンドメイド起業で成功するためにおさえておきたいポイントを3つ紹介します。

リサーチ・市場調査をする

最初にしたいことは、売れているものをよく研究するということです。売れているジャンルや商品はもちろんですが、他にも例えば、価格設定は考えておきたいポイントのひとつです。最初だからといってほぼ原価のような価格で売ろうと思っていませんか？安すぎると逆に怪しまれたり自信のなさが伝わったりして売れないというパターンもあります。

また、どんなに素晴らしい作品でもパッと目を引く商品画像の撮り方や、検索に引っかかりやすいキーワードを盛り込んだ説明文がなければ売れないこともあります。これらも売れ筋商品を参考にしてみるといいでしょう。

長期的な計画を立てる

着実に利益を得ていくには、最初から焦って無理をせずに長期的に考えていくことが大切です。ビジネスの基本はスモールスタート。長く続けるには、小さく始めて運営しながら制作や販売の知識・経験・利益をコツコツとためていきましょう。

家族の協力と理解を得る

主婦がハンドメイド事業を長く続けるためには、家族の協力が必要不可欠。特に最初は「思ったよりも時間がかかってしまった」「納期に間に合わない」というハプニングもあるので、始める前に家族と話し合い、理解を得るようにしたいですね。

最初から焦らずコツコツとやっていこう

主婦のハンドメイド起業の失敗を防ぐには、リスクをおさえて小さく始めること。最初から上手くいくとは思わず、まずは1つずつ丁寧な制作販売をしていきましょう。また、主婦ならではの人脈を活かしていくのもおすすめです。周囲に「かわいいと思うもの」「困っていること」などを聞いてみると、作品作りのヒントをもらえることもありますよ。

コロナで外出が制限され孤立してしまう主婦も少なくありません。在宅ワークをすることでお客様と繋がりを持ち孤独を解消できたという声も聞きます。もしやってみたい気持ちが少しでもあるのなら、スモールスタートでこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。