SDGsには多様性、ジェンダーレス、環境問題など、様々な問題の解決を目的に17の目標と169のターゲットを定めていますが、このことを個人で執り行って行くにはどのようにしていけばよいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。壮大な計画のように感じますが、実は私達の身近な生活習慣を少し変化させるだけで充分活動に参加することが可能です。

今回は今すぐにでも実行できそうなSDGsの身近な例をご紹介します。かつてからSDGsに参加したかったが何から始めたらよいかわからないと考えていた方も、この記事を参考にしていただければそのヒントを掴めるはずですよ！

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世界共通の目標であるSDGs

ここではまずSDGsがどのような取り組みなのかについて、おさらいしておきましょう。

SDGsとは「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称であり、貧困問題や環境問題などを解決するべく、17の目標と169のターゲットにより構成されています。かつて策定されたMDGs「Millennium Development Goals（ミレニアム開発目標）」の後継として2015年にニューヨークで開催された国際サミットで加盟国首脳の全会一致により採択された取り組みです。

2030年をゴールと定めており、世界中の人々が誰一人としてこぼれることなく幸せな生活を送れるような社会を持続させていくことを真の目的としています。

習慣化したい！SDGsの身近な例

SDGsはその取り組みを国や企業でも実施しているところですが、真の目的は個人個人が地球上で起きている環境や社会の問題について、解決に向けて取り組んでいくことにあります。実は我々の生活習慣の改善こそが目標達成の最たる近道であり、身近に行うことが可能です。ここではぜひ実践してもらいたい身近なSDGs活動についていくつかご紹介していきます。

エネルギーを大切に使う

SDGsの目標7に、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と掲げられており、これは私達が普段から使用している電気やガソリン、ガスなどを大切に使うことを促進しています。

• 使わない電気を消す
• ガスコンロの火を調整する
• 自家用車を使っていたところを自転車や公共交通機関に変える

こういった少しの気遣いも実は立派なSDGs活動になります。

食品ロスをなくす

日本の食品ロスはそのほとんどが家庭から出ているといわれています。冷蔵庫に食材をため込んで腐らせてしまい、それを廃棄することはもったいないのはもちろんのこと、その処理にさえエネルギーを使用します。このエネルギーは私達が食品を必要な分だけ揃えるようにすることで大幅に削減できます。

認証マークが付いた製品を積極的に選ぶ

有機JASマークやフェアトレードマークなどの認証マークがついた製品は、環境に配慮された、正しい道筋で製造、販売されたものです。こういった製品を積極的に選択することもSDGsへ積極的に参加したことになります。

地産地消を心がける

地元で作られた製品や食材を積極的に取り入れることもSDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」をバックアップしていると言えるでしょう。また、地物を生活に取り入れることはその土地の文化をも守っていくことに繋がります。

企業で取り入れられているSDGsの身近な例

企業においては

• コピー用紙を再生紙にする
• ペーパーレス化を進める
• LEDなど電気の消費量が少ない照明に変える

こういったことが身近なSDGs活動として挙げられるのではないでしょうか？SDGsを意識した行動促進はその企業のイメージアップにも繋がります。また、多様な働き方を考えるきっかけにもなり、内部にも良い影響が表れるのではないかと考えられます。

まとめ

SDGsは身近なところから手軽に始めることができます。節電や、節水、地元の産物を積極的に購入するなど、もうすでに普段から行っている行為が実はSDGsへの貢献度がかなり高いこともあるでしょう。大切なのは持続的な社会の実現に向けて個人個人が行動を見つめなおし、実践すること。皆さんも身近なSDGsについて、今一度考えてみて下さい。