• ゴミの削減
• 再使用
• 再利用

住みよい地球を維持するために近年世界中で取り組まれている上記のような活動。世界人口が増えることに比例してゴミの排出量も増えていき、このことは現在、私達の生活環境を脅かすまでになっています。環境問題を可決するためにはゴミの削減は最重要課題ですが、実際行うとなるとどのようにしたら良いのか、迷う方も多いのではないでしょうか？

そこで今回はゴミを減らす方法について解説していきます。私達が身近にできるものもいくつか挙げていきますので、ご興味のある方は最後までぜひお付き合いください。

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なぜ今ゴミを減らすことが重要なの？

何故今ゴミの削減が世界中で最重要課題とされているか、その理由として

• 自然環境を守るため
• 未来の世代に負担をかけないため

この2つが挙げられます。自然環境における最大の問題は地球の温暖化であり、これは人間が排出する大量のゴミを焼却する際に発生する二酸化炭素が原因であるとされています。ゴミを削減できれば二酸化炭素の排出を減らせるばかりか、未来の世代に美しい自然や安全な環境を引き継ぐことができます。

SDGsが掲げる環境改善目標とは？

SDGsにおいて環境問題の改善は最も重要な課題であり、17項目ある目標のうち

• 6．安全な水とトイレを世界中に
• 7．エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
• 11．住み続けられるまちづくりを
• 13．気候変動に具体的な対策を
• 14．海の豊かさをまもろう
• 15．陸の豊かさもまもろう

これら6つもの項目で環境改善解決に向けた目標を掲げています。環境問題は私達の生活に最も密接に関係している問題であり、ビニール製品の使用を意識して減らしたり、ゴミの分別を徹底したりすることはSDGsのこういった目標達成に向けた重要な取り組みでもあります。

日々の生活を改善！私達ができるゴミ削減活動

私達の生活習慣を見直し、行動を変化させるだけでもゴミ削減活動へ積極的に参加したこととなります。具体的に何を行えばよいのか、いくつかご紹介します。

マイバックを利用する

日本におけるプラスチックゴミの約2%がレジ袋ゴミだといわれています。レジ袋が最近ほとんどの小売店で有料化されているのはレジ袋の使用機会を減らし、マイバック持参を積極的に促すためです。レジ袋をマイバックに変えれば家庭からビニールゴミが出ることも少なくなり、自然環境に悪影響を及ぼすプラスチックごみ削減にもつながります。

マイ箸・マイポットを使う

森林伐採の原因ともなる割り箸や、海に流れてマイクロプラスチックとなり、海の生命体に悪影響を及ぼすペットボトルを使用せずに、自宅からマイ箸やマイボトルを持参することで、自然環境の保全に貢献することができます。

詰め替え可能な製品を選ぶ

洗剤やシャンプー・リンス、ボディーソープなどは詰め替え可能なものにするだけでもプラスチックゴミを削減することができます。本体容器を取っておき、使い回しするようにすれば容器をごみとして捨てるよりも家庭から出るプラスチックごみがより削減できるでしょう。

リサイクル分別を徹底する

ほとんどの方が行っているであろう、分別もゴミのリサイクルや削減に大いに貢献しています。家庭ごみは分別することでリサイクルが可能となり、資源を無駄にせず大切に扱い、無駄なごみを排出しないことを目的とするSDGs活動にも繋がります。

食品のまとめ買いを止め、食べきりにする

発展途上国で深刻な食糧難に陥っている一方で、先進国においては食料を大量に廃棄する「フードロス」が発生するという、とても矛盾した現象が残念ながら地球上で発生しています。食べ物を無駄にせず家庭の生ごみを削減することはゴミ削減による環境改善はもちろんのこと、食べ物の大切さや命の大切さを深く理解できるようにもなります。

まずは身近なところから始めよう

SDGsでも大いに取り上げられている環境問題は、私達の生活習慣を改善することで解決へと近づくことができます。国や企業といった単位ではなく、地球上の人々全員で取り組んでいかなければならない問題であるということ、そして全員で取り組むことでより早くゴールに近づくことができるということをまずは深く理解しましょう。